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こちら秘封探偵事務所第1章 紅魔郷編   紅魔郷編 第3話

所属カテゴリー: こちら秘封探偵事務所第1章 紅魔郷編

公開日:2015年08月01日 / 最終更新日:2015年08月29日

紅魔郷編 第3話
小さな兵隊さんが八人、デヴォンを旅したら
一人がそこに住むって言って、残りは七人




―7―


 少女――いや、この場合は幼女と呼んだ方が、より相応しいかもしれない。
 王のごとく尊大に、貴族のごとく優雅に、そして――異形のごとく無邪気に。
 広間に鎮座する玉座にその小さな身体を乗せて、彼女は私たちを見下ろしていた。
「ふうん――外の世界からこの館に直接潜り込んできた人間、ね」
 真紅の瞳で、舐めるように私たちを見つめる彼女の背中には、コウモリの羽根が生えている。図書館のあの赤い髪の少女よりもさらに一回り以上大きな羽根。そして、口元から覗く八重歯。
「全く、門番を置いている意味がありゃしない」
「あとで叱っておきますわ」
 少女の傍らに控える咲夜さんが、飄々とそう答える。少女は小さく鼻を鳴らした。
「名乗りなさい、人間」
 尊大である。天上天下唯我独尊とはこのことか、自分の言葉に従わぬ者などこの世に存在しないと信じて疑わないかのような、傲然たる態度。しかしそれが、不思議と嫌味に見えないのは、その幼い姿のせいか、あるいはその所作に滲む気品のせいか。
 私がそんなことを考えていると、隣の相棒が一歩前に歩み出て、馬鹿丁寧に一礼した。
「お初にお目にかかります、お嬢様。宇佐見蓮子と申します」
「――マエリベリー・ハーンといいます」
「ふうん。私はレミリア。レミリア・スカーレット。この館の主にして、偉大なるドラキュラ公、ヴラド・ツェペシュの末裔」
「ドラキュラ公? ということは――」
 蓮子の言葉に、レミリア嬢はその目を猫のように細めて笑う。
「そう――吸血鬼さ」
 凄絶な笑み、という言葉の示すものを、私は初めて実物として目の当たりにした。
 思わず一歩、私はたたらを踏む。目の前にいるのは、せいぜい10歳にも満たないような幼い少女だというのに――足が竦む。背筋が震える。異形の存在を前に、私は立ちすくむしかない。
 だが、それすらも意に介さない変人が、私の隣に約一名控えている。
「これはこれは――本物の吸血鬼にお目にかかれるとは、光栄の至りですわ」
「ふん、下僕になるのがお望みかい?」
「元に戻れるなら、吸血鬼生活を体験するのもやぶさかではありませんが。一度なってしまえば、人間に戻れないのが吸血鬼の辛いところではありません? 私はまだ人間に未練がありますので、人間の立場から吸血鬼を観察させて頂きたく存じますわ。滅多にない機会ですから、是非とも色々、物理的かつ客観的に。たとえば本当に鏡に映らないのかとか、十字架やにんにくや銀のナイフが弱点なのかとか、陽光に当たると灰になってしまうのかとか、流水を渡れないのかとか――」
「ちょっと蓮子」
 滔々と語る蓮子を、思わず私は突く。何を言い出すのだ。吸血鬼にわざわざ弱点を見せろとお願いする人間がどこにいる。いや、ここにいるのだが。
 こわごわとレミリア嬢の方を伺うと、彼女は楽しげに笑った。
「なるほど、パチェが客人扱いにしただけのことはあるようね。なかなか面白い」
「恐悦至極に存じますわ」
「しかし、お前の疑問にただで答えてやる義理もないね」
「と言いますと?」
「私は退屈しているの。私の退屈を何かで紛らわせてくれれば、お前の疑問に答えてやらないこともない。どうする? 人間」
 ――これは、退屈させたらその場で食べられてしまうという展開ではないのか。
 できることなら私としては、この場で回れ右してお屋敷を辞去したいところだった。以前の夢の中で、よくもまあ私はこんなお嬢様に会いたいと思ったものだ。知らないということは、げに怖ろしい。
 怯える私の傍らで、しかしどこまでも飄々と、相棒は笑みを浮かべて吸血鬼に対峙する。
「なるほど、退屈はまさしく人生の大敵。子供の好奇心で常に新たな刺激を求めてこそ、人生は楽しくなるというもの。さりとて若輩の人間の身、この世の快楽を楽しみ尽くしたでしょう吸血鬼の知らぬ楽しみともなれば――はてさて」
 やたらと芝居がかった台詞回しで、蓮子はひとつ首を捻ってみせる。
「退屈を生むのは、刺激の反復による感覚の鈍磨。お嬢様が何に退屈されているにせよ、一介の人間風情に一時の慰みを求められるよりは、お嬢様自身の視野を広げられることが肝要かと僭越ながら申し上げますわ」
「人間ごときが、このレミリア・スカーレットに意見すると?」
 レミリア嬢が剣呑に目を細め、ますますもって帰りたい。せめて相棒にはもう少し臆してほしいものだが、蓮子は全く意に介す様子もなく、堂々と頷く。
「そう、せっかくの吸血鬼、ドラキュラ公の末裔ともあろう御方が、館の主止まりでは勿体ないとはお思いになりません? ひとまず、手始めに世界を征服してみては。吸血鬼ならば血を吸って配下をいくらでも増やせるのではありませんか?」
「――それはもうやったわ。あまりに手応えがなくて、途中で飽きてやめたけれど。こんな幻想郷なんて小さな世界、私が支配する価値もない。下僕をやたらと増やしても面倒臭いだけだしね。だいたい咲夜がいれば事足りるもの」
 つまらなさそうにレミリア嬢はそう呟く。聞き慣れない単語に、私は小さく首を捻った。
「幻想郷?」
 相棒もその単語を口にする。レミリア嬢は、軽く目を見開いた。
「なんだ、お前たち、自分たちがどこの世界にいるのかも知らなかったのかい」
「いやあ、実家から直接ここの図書館に迷い込んだものでして」
「ふうん――咲夜、この無知蒙昧な人間に教えてあげなさい」
「かしこまりました」
 傍らに控えていた咲夜さんが一歩前に歩み出る。
「ここ、紅魔館の存在するこの世界は、幻想郷と呼ばれています。外の世界とは地続きながら、結界で遮られ、封じられた小さな箱庭。外の世界で存在を否定された神や妖が息づく楽園――というのは、この世界の管理者からの受け売りですが。我々紅魔館も、この幻想郷にとっては新参の異邦人です。貴方がたと同じく」
 ――幻想郷。その単語が、不意になぜか、ひどく懐かしいもののように聞こえた。
 それは、かつて夢で視ていたものだったから、なのだろうか?
 それとも、あるいは――いや、いずれにしても、私にはよくわからなかった。





―8―


「パチェの開けた結界の穴を通ってきたなら、お前たちも外からやって来たんだろう。ま、大した世界じゃない。退屈だから私も帰ろうかと思っているところよ。暑いし、太陽がうざったいし、この季節はね」
 レミリア嬢は、ぱたぱたと襟元を手で扇ぐ。言うほど暑いだろうか、むしろ館の中はひんやりと過ごしやすい温度だと思うが――というか、この世界でも外の季節は夏なのか。日の長い夏は、吸血鬼が日光に弱いなら確かに大変だろう。
 そんなとりとめのないことを考えていると、相棒は不意に、にっと猫のように笑った。
「それならお嬢様、まずはこの世界を過ごしやすくされては?」
「――ふん? 人の話を聞いてなかったようね。支配するなんて面倒なことは御免だわ」
「いえいえ。何も世界を征服せずとも、お嬢様の過ごしやすいようにしてしまうだけでいいのです。たとえば太陽が吸血鬼の天敵なら、この世界から太陽をなくしてしまえばいい。そのための方策のひとつふたつ、お嬢様のお力と知恵をもってすれば容易く実現されるのでは?」
「――――――」
 レミリア嬢は、ぽかんと目を見開いて蓮子を見つめ――そして、不意に笑い出した。
「――はっ、ははは! 太陽をなくしてしまえばいい、だって? そうか、そうきたか。そりゃあ、人間の言う通りね。この紅き悪魔、永遠の紅い月たるレミリア・スカーレットが、どうして太陽から隠れなければならない? むしろ偉大なるこの私の威光の前に太陽こそが恥じ入って天の岩戸に引きこもって然るべきね! そうよね、咲夜」
「はい、お嬢様の仰せの通りでございます」
 至極冷静に同意する咲夜さんを満足げに見やり、レミリア嬢はおもむろに立ち上がる。
「そこの人間、おかげで楽しいことを思いついたわ。褒美として、しばらくこの館に滞在することを認めようじゃないの。咲夜の許す範囲でなら、好きに過ごすといいわ。――咲夜、こいつらを下がらせて。それからパチェを呼んでらっしゃい」
「かしこまりました」
 咲夜さんがそう頷いた次の瞬間、レミリア嬢の隣にいた彼女の姿は、私たちの目の前に現れていた。私は目をしばたたかせる。今のは疑いようもなく、明らかに瞬間移動だった。予備動作も一切なしの、純然たる。
「それでは、こちらへ。――失礼いたします、お嬢様」
 咲夜さんに促され、私たちは広間を辞去する。レミリア嬢は、うきうきとそのコウモリ羽根を揺らして、幼い顔に悪戯を思いついたような笑みを浮かべて私たちを見送っていた。

「――死ぬかと思ったわ」
 咲夜さんの背後、帰りの廊下を歩きながら、私は小声でそう吐き出す。
「蓮子、お嬢様の不興を買ったらどうするつもりだったの? 命がいくつあっても足りないわ」
「まあ、そのときはそのとき、なるようにしかならないわよ、こうなったら」
「そんな破れかぶれな――」
「生憎、吸血鬼と生身で戦えるような人間じゃあないもの。こっちがお嬢様の手の内を知らない以上、何をやっても危険度は一緒。なら、お嬢様の興味を私たちから逸らすのが、一番生存確率の高い方法だったってだけよ」
「――はあ」
 いったい、この相棒の言動のどこからどこまでが計算づくなのか、長い付き合いだけれど未だによくわからない。
 と、先を歩く咲夜さんが振り返り、「先ほどのお部屋に戻られますか」と問うた。私たちは顔を見合わせる。あの部屋に戻ってもいいが――。
「ええと……咲夜さんは、図書館に行くんですよね? パチュリーさんを呼びに」
「はい」
「それなら……もう一度あの図書館に行きたいんですけれど」
 私がおそるおそる言うと、咲夜さんは無表情に「かしこまりました」と頷いた。どうやら希望は通ったらしい。私はほっと息を吐き出す。
 何はさておき、どうして私たちがあの図書館に迷い込んだのか、そして戻る術があの図書館にないか、確かめないといけない。――それがダメなら、蔵書も見てみたいし。
「メリー、本のあるところってだけで浮かれてない?」
「命の危機を脱したせいだわ」
 安堵のせいか、自分も少し大胆になっているらしい。相棒はただ小さく頭を掻いてみせた。

 そんなわけで、私たちは再び地下の図書館に足を踏み入れていた。パチュリーさんは、積み上げた本の山に腰を下ろして、分厚いハードカバーを抱きかかえるようにして読んでいる。
「パチュリー様」
「あら、咲夜にさっきの人間。また来たの?」
「こちらのおふたり、宇佐見様とハーン様は正式にお嬢様が客人と認められましたので。それとパチュリー様、お嬢様がお呼びです」
「あらそう。今度は何を企んだのかしら。まあいいわ、じゃあ――こぁ」
「はい~」
 コウモリ羽根の少女が、パチュリーさんに呼ばれて飛んできた。
「そこの人間の相手は貴方に任せるわ」
「わかりました~」
 よっこらせ、とパチュリーさんは立ち上がる。と、そこでパチュリーさんは立ちくらみでも起こしたように小さくよろめいた。次の瞬間、咲夜さんが瞬時にその傍らに移動して、パチュリーさんの身体を支えている。
「大丈夫ですか、パチュリー様」
「……平気よ。ちょっと立ちくらみがしただけ」
「どうか、ご自愛を」
「ただの貧血よ。貴方に心配されることじゃないわ。貴方はレミィの従者なんだから」
 パチュリーさんのすげない言葉に、心配げな咲夜さんは困ったように眉尻を下げる。「いいからレミィのところに行くわよ」とパチュリーさんは歩き出す。いや、滑り出す、と言った方が正確か。床上30センチに浮き上がって、スキーでもしているかのようにまっすぐ宙を滑っていくパチュリーさんの姿は、相変わらずいささかシュールな光景だった。咲夜さんは小さく肩を竦めて、パチュリーさんの後について歩き出す。
 咲夜さんとパチュリーさんの姿が消えると、だだっ広い図書館には私と蓮子、それにコウモリ羽根の少女だけが残される。少女は私たちに向き直ると、ぺこりと丁寧にお辞儀した。
「初めまして、ええと、宇佐見様にハーン様ですね。紅魔館地下大図書館へようこそ」
「どうも、宇佐見蓮子ですわ。蓮子で結構ですよ」
「あ、マエリベリー・ハーンです。私も、メリーと呼んでもらえれば……」
「解りました。蓮子様にメリー様。私のことは、小悪魔とでもお呼び下さい」
 小悪魔――それは自称する名前なのだろうか? 私が訝しんでいると、小悪魔さんは「変ですか?」と小さく苦笑する。
「もちろん真名もあるのですが、それは主たるパチュリー様だけのものですので、ご容赦を」
「つまり貴方は、パチュリーさんの使い魔?」
「はい、その通りです。パチュリー様との契約により、この図書館の整理を任されています」
 蓮子の問いに、小悪魔さんは頷く。この広い図書館の整理とは、はたしてひとりで出来るものなのだろうか。悪魔ならそのぐらいは造作もないのだろうか――なんてことを考えていると、蓮子はさらに突っ込んで質問を重ねている。
「そもそも、パチュリーさんというのは何者なんですかね」
「パチュリー様は魔法使いです。《自称》でも《成り変わり》でもない、《種族》としての純粋な魔法使いにあたります。100年ほど生きておいでだと伺っています」
 自称? 成り変わり? こっちにも解る言葉で話してもらいたいものだが――。
「ははあ。つまり魔法が使えるだけの人間でも、人間をやめて魔法使いになったわけでもない、生まれながらの魔法使い、と」
「はい」
 蓮子の言葉に、小悪魔さんは笑顔で頷く。――なんでそれだけの単語で即座にその違いを理解できるのだ、という疑問はさておき、蓮子の言葉で私にも理解できた。魔法が使える人間が《自称魔法使い》、人間から種族としての魔法使いに変わった者(吸血鬼に血を吸われた人間が吸血鬼になるようなものだろうか?)が《成り変わり》、そうでなく最初から魔法使いという種族として生まれたのが《種族》か。パチュリーさんが3番目の《種族》だとすれば、初めて見たときの、人間ではないというあの感覚も説明がつく……のだろうか。
「パチュリー様とお嬢様は旧くからのご友人で、お嬢様が館のこの図書館をパチュリー様の住処として提供されたのだそうです。私はそれに伴ってパチュリー様から召喚され、契約を結んだので、それ以前のことは存じ上げませんが――と、それよりもご用件は?」
 と、説明を切り上げて小悪魔さんは首を傾げる。私は一歩前に歩み出た。
「私たちがどうしてここに迷い込んだのかを、調べたいのですけれど」
「ああ――それなら、既に確認済みです」
 思わぬ言葉に、私たちは顔を見合わせた。
「パチュリー様がこの館を幻想郷に移す際に、結界に開けた穴は塞いであったんですが、それが不完全で一部がほつれたのが、どうやら何らかの理由――おそらく一種の魔力干渉で他の結界の穴と繋がり合って、貴方たちが偶然、パチュリー様の開けた穴を通る格好になったのではないか――とのことでした。貴方たちがどうやって結界の穴に干渉したのか、パチュリー様はそちらをお気になされてましたが」
「……はあ。その穴は?」
「パチュリー様の命により、先ほど塞いでおきました」
 一片の邪気もなく、小悪魔さんはそう言い放つ。――つまり、出口を塞がれてしまったということらしい。がくりと私は肩を落とす。
「……もう一度開けてもらうことは?」
「それは、パチュリー様に伺ってみませんことには何とも……」
 そのパチュリーさんは、あのお嬢様に呼び出されてしまっている。まあ、それならそれで仕方ない。パチュリーさんが戻るのを待つことにしよう。
「一種の魔力干渉、ねえ。――やっぱり大叔母さんが何か仕掛けてたのかしら。そういえばメリー、あのノートと琥珀、どこいったか知らない?」
「あれ、どこかに落としちゃったみたいなんだけど」
 蓮子に言われて、私は思い出す。菫子さんの部屋で手に取ったノートと、そこからこぼれ落ちた、虫の入った琥珀。あれを手に取った瞬間、結界が大きく揺らいで、私たちはここにはじき飛ばされたのだ。あの琥珀が何らかのマジックアイテムだった可能性は高い。どうやらここに迷い込んだ拍子にどこかに落としてしまったようなのだが、あるいはあの琥珀の力で、また結界に穴を開けることも――。
「小悪魔さん。私たちがここに迷い込んだとき、派手に本を散らかしてしまったんですが」
「あ、はい。書棚から本が崩れているところがありましたね。片付けておきました」
「すみません。……そこに、虫入りの琥珀と、古いノートが落ちていませんでしたか?」
「琥珀とノート、ですか。……いえ、見ていませんね。探してみましょうか」
「お願いします」
「解りました。では、少々お待ちを。本はご自由に読んで下さって構いませんが、危険な本も混ざっているので気をつけてくださいね。迂闊に触ると噛まれますから」
 さらりと怖いことを言って、小悪魔さんはぱたぱたと図書館の奧へ飛んでいく。本に噛まれるってどういうことだろう、と疑問には思うものの、そう言われてしまうと並んだ無数の本に手を伸ばしづらくなってしまう。
「あの虫入り琥珀は、一種のパワーストーンだったのかもしれないわね」
 蓮子はそんなことを言い、積まれていた本をひょいと手に取った。
「パワーストーン? 琥珀って樹液の化石でしょう?」
「鉱物じゃないけど、宝石扱いはされるでしょ。天然ものなら、数千年の時間が目に見える形で封じられた宝石よ。そこらへんの宝石よりよっぽど霊験あらたかだわ」
「数千年の時間を、ね……」
 永い時を経たものには神様が宿る、というのは日本古来の宗教観である。山岳、巨木、巨石、悠久の時を感じさせるものに、日本人は神の姿を見出し、信仰し祀ってきた。現代の霊的研究に照らし合わせれば、そこには確かに神様がいたのである。集合的意識の産物として、神は信仰の対象に宿る。西洋的な初めに神があり、神が人を創ったという世界観とは真逆の――初めに人があり、人によって八百万の神が生み出されたとするのが、日本の霊的研究だ。
 そして、一度存在を与えられた神様は、たとえ信仰を失い忘れ去られても、消滅してしまうわけではない。脳の奥底にしまい込まれた記憶のように、ただその神様に対して人間がアクセスする能力を失ってしまっただけのことだ。
 それはたとえば、妖怪や幽霊も同じことである。霊的研究が排斥された20世紀、科学的にその存在は否定されていったが、しかし20世紀の科学は客観主義に偏りすぎて、全ての人間にとってこの世界は主観的に認識するしかないものであることを忘れた。主観認識こそが世界であることを、客観という虚構で塗りつぶそうと躍起になったのが20世紀から21世紀の科学のもたらした暗黒である。
 行きすぎた客観主義はもはや時代遅れだ。科学的客観性も所詮は共同幻想に過ぎない。主観主義科学においては、存在すると信じられるものは存在すると考えるのが科学的態度というものであり、それが科学世紀以後のトレンドに違いない。故にこそ私たちオカルトサークルは、世界に不思議が存在すると信じることで、世界の秘密を暴こうとしてきたわけだが――。
 吸血鬼に魔法使い、悪魔に超能力者らしきメイドさん。パワーストーンの力で迷い込んだ赤い館の住人は、いささか設定を盛りすぎではないだろうか。いくらこれからは主観主義の時代とはいえ、あまりに現実離れしてしまえば与太話にしかなり得ない。
「ともかく、あの琥珀がこの世界への扉の鍵なら、まずそれを見つけるところからだわ。それと、結局ちゃんと中身を読めなかった、大叔母さんのあのノートも」
「そうね――《秘封倶楽部》って名前の謎もそのままだし」
 蓮子がつけたはずのサークル名が、なぜ半世紀以上前の大叔母さんのノートに残されていたのか。偶然のいたずらか、血筋という因果の帰結か、それともあるいは――。
「ところで蓮子」
「うん?」
「その本、大丈夫なの? 噛まれてない?」
「大丈夫よ。五行思想の解説書だわ。西洋の魔法使いがなんで五行思想なのか知らないけれど」
「和洋折衷ってことかしら?」
「パチュリー様は七曜の魔法使いですから」
 と、小悪魔さんが戻って来る。その手は空っぽだった。
「残念ながら、お探しのものは見当たりませんでした。あとでまた、図書館全域まで範囲を広げて調べてみますね」
「すみません、わざわざ」
「いえいえ。司書として、図書館のことは私の仕事ですから」
 胸を張る小悪魔さん。司書と言っても、果たしてこの館の住人以外はこの図書館を利用するのだろうか、という疑問がよぎったが、口には出さないでおく。
「七曜の魔法使い、というと、五行の木火土金水に日月を足したということです?」
「お察しの通りです。興味がおありでしたらパチュリー様に直接伺ってください」
 ぺこりと一礼し、小悪魔さんは近くにあった本を抱えてまたぱたぱたと飛んでいく。しかしそのパチュリーさんはお嬢様のところだ。本を読もうにも、噛まれるかもしれないというのはやはり怖い。さて、パチュリーさんが戻るまでどう時間を潰したものか。
 噛まれそうにない本を探してみようか――と書棚に視線を巡らすと、分厚いハードカバーの中に、薄めの新書サイズの本が並んでいる棚があることに気付いた。背表紙には馴染み深い日本語。私はそれに近付いて手に取って見る。どうやら、前世紀の漫画らしい。かなりの巻数がずらりと並んでいる。やたらと濃い絵柄のその漫画は、タイトルぐらいは私も聞いたことがあった。しかし、魔法使いの図書館に並ぶ本としては不似合いではないだろうか――。
 そんなことを思っていると、不意にまた重々しい音をたてて図書館の扉が開いた。パチュリーさんが戻ってきたのかと思ったが、振り向いた先にあったのは咲夜さんの姿である。
「御用事はお済みでしょうか」
 私たちの元に歩み寄り、咲夜さんはそう問うた。「はあ」と私が手にしていた漫画を本棚に戻しながら頷くと、「それでしたら」と咲夜さんは微笑む。
「ディナーにいたしますので、ご案内いたしますわ」






―9―


 窓のない館の中は昼も夜も無い薄暗さだったせいもあり、時間感覚がよく分からなくなっていたが、外に出てみるとすっかり陽が落ちていた。私たちのいたあの世界から、時間が地続きなのかどうかがそもそも不明なのだけれども。
 空には大きな満月が輝いている。私たちの世界で、今日は満月だっただろうか……。私は相棒の横顔を見やる。この相棒の特技は、本人曰く星に時間を、月に場所を視る程度の能力。ただの引き算ではないかとは思うものの、相棒の目に、この場所はいったい何処と映るのだろう。
「蓮子、時刻はともかく場所は解る?」
「……ダメ。あの月、何かおかしいわ。私たちの知ってる月とは何か――」
 月を見上げて、蓮子は首を横に振る。まあ、そんなことだろうとは思った。これでは日本標準時にしか対応していないという時間視の方も期待しない方が良さそうでる。
「あの、咲夜さん。今は何時ですか?」
「夜の8時12分ですね」
 私の問いに、咲夜さんは懐中時計を取りだして答える。切っていた携帯電話の電源を入れて時刻表示を確かめると、数時間のズレが生じていた。……というか、時の数え方は私たちの世界と同じなのか。
「……1日は24時間、1時間は60分、1分は60秒ですよね?」
「はい、その通りです」
 念のため大前提も確認しておく。それならば、携帯電話の時刻表示もそれも合わせておけばとりあえずは安心である。あくまで電池が保つまで、という話になるが。
 ともかく、夕飯と聞いて、長テーブルの食堂にでも案内されるのかと思ったが、咲夜さんが私たちを案内したのは館の前庭だった。玄関の扉を開いて外に足を踏み出せば、一面の花壇に彩られた石畳の道の先、館をぐるりと囲む高い塀と、鉄の門が見える。あれが館の入口であるらしい。その光景は、かつて夢の中で門の側から視たものと、やはり同じようだった。
 ――その門を遠目に見たとき、ふっと違和感のようなものを覚えたが、その正体がそのときの私には掴めないままだった。
「こちらへ」
 咲夜さんに導かれて花壇の間を抜けると、小さな四阿がそこにあった。ランプの光が照らす四阿の中央に置かれたテーブルに、咲夜さんがどこからともなくテーブルクロスを取りだして広げ、椅子を引いて私たちを促す。私たちが腰を下ろすと、咲夜さんはまたどこからともなくグラスとワインを取りだして私たちの前に置き、グラスに注いだ。相変わらず、テレポーテーションなのか手品なのかさっぱり解らない。
「お嬢様やパチュリーさんは?」
 蓮子が問うと、咲夜さんは優雅な微笑を崩さぬまま、「お嬢様とパチュリー様は、これからお見せするものの支度中ですわ」と答える。
「お嬢様自ら、客人の私たちに何かを見せてくださるんです?」
「ええ、きっととても素敵な夜を――」
 意味深長なことを言い、それから咲夜さんは何かに気付いたように視線をあらぬ方向へと走らせ、小さく肩を竦めた。
「何をしているの」
「は、はい、すみません!」
 がさがさ、と近くの薔薇の生け垣が揺れ、その影から新たな人物が姿を現した。まだ他にも住人がいたらしい。現れた人の姿に、私は思わず蓮子と顔を見合わせた。
 一言でいえば、中華だ。長い赤紙を、咲夜さんと同じく耳元で2本の三つ編みにした長身の女性。〝龍〟の文字を刻んだ星形の飾りが目立つ帽子といい、スリットの入った緑の巻きスカートといい、この西洋風の館にはいかにも不釣り合いな中華スタイルである。お嬢様や小悪魔さんと違い目立つ羽根のようなものは無いが、やはり人間とはどこか異なる雰囲気を発しているのは、パチュリーさんと一緒だった。
「いえ、見慣れぬ人影を発見したものですから、すわ侵入者かと……」
 その女性は訝しげに私たちを見つめる。咲夜さんはそれを、じろりと睨み返した。
「こちらのお二方は、お嬢様のご客人よ。宇佐見様とハーン様」
「こっ、これは失礼いたしました!」
 即座に背筋を伸ばし、その女性は直立不動となる。
「この館の門番を務めさせていただいております、紅美鈴です」
「誰も貴方の名前は聞いてないわ」
「そんなぁ~」
 バッサリと切り捨てる咲夜さんに、美鈴と名乗った女性はへなへなと情けない声をあげた。ホン・メイリンとは、やはり中華風の名前である。吸血鬼のお嬢様、国籍不明の人間のメイドさん、五行思想の魔法使いとその使い魔に、中華風の門番。ますますごった煮でわけがわからない。彼女らはいったいどういう繋がりでこの館にいるのだろう。
「これからお客様のディナーなんだから、貴方はさっさと仕事に戻りなさい」
「あ、はい。……あ、私の夕飯は」
「ああ、忘れてたわ。あとでメイド妖精に届けさせるから」
「はい~……」
 小さくため息を漏らす美鈴さん。と、蓮子が声をあげた。
「せっかくですから、ご一緒しませんか?」
「よ、よろしいのですか?」
 美鈴さんの目が輝き、咲夜さんが眉を寄せる。
「お客様のお食事に門番風情を同席させるなど、礼を失しますわ」
「いえいえ、こちらは気にしませんので。ぜひ同席していただきたいですわ。色々な方にお話を伺ってみたいですし」
「……宇佐見様がそう仰るのでしたら」
 咲夜さんは困り顔でそう頷くと、また手元にぱっと新しい椅子を出現させた。さすがにもう何が起こっても驚かないが、いったいどういう原理なのかはやはり気になる。
「では、お料理をお持ちいたします。――貴方の分は、おふたりのとは別よ」
「わ、解ってますよぉ」
 では、と辞去する咲夜さん。それを見送ってから、美鈴さんは3つ目の椅子に腰を下ろした。
「いや、申し訳ありません。図々しくて」
「いえいえ、こちらも図々しく館に紛れ込んだ身ですので」
「はあ。というか、館の入口はずっと見張っていたつもりですが、おふたりはいったいどこから? ううむ、知らぬ間に侵入を許していたとは門番失格……」
「ああ、いや、私たちは直接館の中に迷い込んだので、美鈴さんの責任ではないかと」
「直接? そんなこともあるのですね……むむ、門を守っているだけでは侵入者に対応できないとすればやはりゆゆしき事態のような」
 美鈴さんは腕を組んで考え込む。私たちは顔を見合わせて小さく笑った。少なくとも彼女は、この館の住人の中では一番親しみやすそうである。と、美鈴さんは顔を上げ、それから慌てたように弁解した。
「あっ、おふたりを危険な侵入者と見なしているわけではありませんので、ええと――」
 首を傾げる美鈴さんに、私たちはそれぞれ名乗る。美鈴さんは「これはどうも」と後頭部を掻きながら頭を下げた。
「ホン・メイリンって、どんな字を書くんです?」
「紅に、美しい鈴と書きます」
 その答えに、蓮子は館の方を振り仰いだ。陽の落ちた夜の闇の中、月の光に照らされる館の壁面は、やはり真紅に染め上げられている。
「――お嬢様のお名前は、レミリア・スカーレットと言いましたよね。紅い館の名前は紅魔館、スカーレットと紅……何か繋がりが?」
 蓮子がそう問うと、美鈴さんは目を見開いて、ぶんぶんと首を横に振る。
「いえいえ、滅相もない。私はただの門番、お嬢様に仕えるしがない一妖怪です」
「……妖怪、なんですか」
「あ、この館に害意を持たない人間は襲いませんので、ご心配なく」
 手を振って美鈴さんはそんなことを言うが、つまり館の住人に敵意を見せれば妖怪として襲うと言っているわけである。――やはり彼女たちは、私たちとはどこか根本的に違う論理で動いているのかもしれない。
 そこへ、咲夜さんがキッチンワゴンを押して現れた。テーブルに並べられていくのは、湯気をたてる赤いスープに、血の滴るようなレアのステーキ、色とりどりのサラダ、そしてバスケットに入ったロールパン。さながらどこかのホテルの食事のようである。
 匂いに空腹を刺激され、私はごくりと喉を鳴らす。ああ、こんな厚いステーキを食べたら体重が……という思いが頭をよぎるが、そんなことを気にしている状況でもないか。まさかこれで太らせてから私たちを食べようというのでもあるまいし――。
 そんなことを思っていると、蓮子が顔を上げて、冗談めかして咲夜さんにこう訊ねた。
「……一応確認したいんですけど。これ、何の肉ですか?」
 ナイフに伸ばしかけた私の手が止まる。咲夜さんはにこやかな笑みを浮かべたまま答えた。
「人間――」
 時間が止まった。その場の空気が瞬間、完全に凍りついた。
「……ではありませんので、ご安心を」
 ぺこりとまた瀟洒に一礼し、「では、ごゆっくり」と咲夜さんは踵を返す。凍った時間が動き出し、私は蓮子と顔を見合わせ、ステーキを見下ろした。冗談としても笑えないが……いったい何の肉なのだろう。先ほどまでの食欲は、もはやどこかに消え失せている。
「あ、あのー、咲夜さん?」
 と、美鈴さんが情けない声をあげ、咲夜さんは足を止めた。
「ああ、忘れていたわ。貴方のはこれ」
 と、またどこかから、そのメイド服には不釣り合いな風呂敷包みを取りだし、美鈴さんの目の前にどんと置く。そうして下がっていく咲夜さんの背中をぼんやり見送っていると、美鈴さんが包みを解いて中身を広げた。大きなおにぎりがふたつと漬け物である。私たちの前のステーキとは雲泥の差だが、美鈴さんは気にする風もなく両手を合わせ「いただきます」と言った。私たちもつられて手を合わせる。
「い、いただきます」
 何の肉だか非常に怖いが、ええい、食べて死ぬこともあるまい。私は意を決してナイフで切り分け、その肉を口に運ぶ。これで異界に取り込まれてしまうならそれまでだ。豚になることもないだろう――。
「……あ、美味しい」
 あまりに柔らかなその肉は、噛むと崩れるように口の中で溶け、芳醇な肉汁の旨味がいっぱいに広がる。貧乏学生には到底手の届かない味に、私は思わず陶然となった。蓮子も一拍遅れてステーキを口に運び、「あれ、これすごい……」とうっとりとした声をあげる。
「美味しいでしょう。咲夜さんの料理は天下一品ですから」
 おにぎりを頬張りながら、美鈴さんが満足げにそんなことを言う。なんだか申し訳ないような気分になるが、美鈴さんも幸せそうな顔をしているので、それでいいのかもしれない。
 ステーキにしろスープにしろ、原料が何なのかはよくわからないが、とにかく美味しいのは確かだった。夢中になって私は料理を口に運ぶ。
 そうして、私たちが食事を終える頃――不意に館の外から風とともに、白い霧が庭へと流れ込んできた。
「湖の霧が……」
 あっという間に、私たちのいる四阿も乳白色の霧に包まれる。霧の向こうに、館の紅がぼんやりと浮かび上がっている。私はステーキの最後の一切れを口に放り込みながら、ぼんやりとその館の霞んだ紅を見つめていた。

 世界が色を変えたのは、次の瞬間だった。

「え――?」
 一瞬、私の目がおかしくなったのかと思った。いや、その認識はある意味で間違っていなかったのかもしれない。私はそのとき、確かに境界の揺らぎを感じたのだ。菫子さんの部屋に感じたような、世界の揺らぐ感覚を――。だがその正体が掴めないまま、もっと明確な視覚情報が、私たちの認識を埋め尽くし塗りつぶしていた。

 世界が、紅く染まっている。

「霧が――」
 蓮子がそう呟いて、周囲を見回した。
 そうだ。庭に流れ込んできた白い霧が、全て目にも鮮やかな真紅に染まっている。
 庭全体が、いや、館の周囲――あるいはそれ以上の範囲が全て、紅い霧に包まれている。
「――――」
 美鈴さんが、食べかけのおにぎりを置いて立ち上がると、私たちが呆気にとられているうちに、霧の中へ歩き出して姿を消してしまう。取り残された私たちは、四阿の中から動くこともできず、ただ館の方を振り仰いだ。

 紅の霧に沈む、紅の館。その上空に、やけに大きな、紅い月が浮かんでいる。
 禍々しき真紅の月。――寒気を覚えたのは、霧で気温が下がったせいだろうか?
 それとも――その光景に、人間の論理の通用しない異形の姿を見たからだろうか?
「あれは……お嬢様よね」
 蓮子がそう呟いて見つめた、視線の先。
 あまりに大きな真紅の満月を背に、その少女は――レミリア・スカーレットは、館で最も高い場所、時計台らしき建物の屋根の上に、傲然と腕を組んで立っていた。

 ――それこそが、レミリア・スカーレットの起こした異変。
 博麗霊夢と霧雨魔理沙が挑み、解決した異変。
 世に名高い、《紅霧異変》の始まりであった。

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この小説へのコメント

  1. 度胸が座ってるっていうか、口がうまいっていうか…吸血鬼と対峙しても動じないのがなんとも蓮子さんらしい(何

    長い付き合いっていうことは、この蓮メリは大学以前からの知り合いっていう可能性も?…あるいは八回s

    これからおこる紅霧異変は二人をどう巻き込んでいくのだろうか。来週も楽しみです

  2. 今回も面白かったです!
    少女秘封録との世界観の繋がりがないのは承知ですが、
    咲夜さんと美鈴のやり取りがなんとなく月時計っぽくて2828w
    (こちらが元ネタなので当然といえば当然なのかもしれませんが)
    しかし、紅魔館メンバーを文字で羅列すると、思った以上にカオスですねぇ…

  3. twitter上でEOさんのツイートを見てから読み始め、物語に引き込まれるような感覚に魅せられてから、毎週楽しみにしています。
    そして蓮子さん、あーたが異変の発端やったんか・・・。そんな気分ですw。
    また、僭越ながら誤字の報告を一つさせていただきます。美鈴の容姿の描写で本来ならば”長い赤髪を、”であると考えられる文が”長い赤紙を、”となっていました。勝手ながら、より良い物語とするためのほんのわずかな助力にでもなればと願い、ここに報告します。

  4. 蓮子が紅霧異変の発端とは…菫子からトラブルメーカーの気質を引き継いでいるように見えますね(笑)。この後二人がいかにしてレイマリと関わるのかが楽しみになってきました。来週もお待ちしております。

  5. いやはや、物語のつなげ方に至極感嘆してしまいます。
    蓮子とメリーが異変に直接介入するという考察の仕方には
    新鮮で驚かされてしまいました。
    第四回も楽しみでしょうがないです。

  6. 元凶じゃないですかヤダーwww
    次回も楽しみに待っています!!

  7. いよいよ出てきましたレミリアお嬢様、カリスマたっぷりである意味新鮮です(というより、本当はこっちが本来の姿のような気がしますけどね)。いよいよ紅霧異変の始まりですね。とすると、いずれは紅白の巫女さんとか黒白の魔法使いがやって来るのでしょうか? そして美鈴が一人背水の陣を……?
    あと、皆様既に言っていますが、私も一言。蓮子、お前が元凶だったんかい!

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