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ナナミさん　第3話

「ご主人様、私のおまんこに、ご主人様のおちんちんを挿れるというのは、どのようにすればよろしいのでしょうか？」
「い、いや、僕に聞かれても……ええと、おまんこ、ちょっと触るね」
「はい、どうぞ」

　恥ずかしながら僕は童貞である。その上、PR相手に挿れる場所を間違えるという恥は避けたい。
　足を広げたナナミのおまんこを覗きこんで、再び触れる。くぱ、と割れ目を押し広げてみると、綺麗なピンク色の襞が露わになった。こ、これがおまんこ……。どこまでリアルなのかは判断しがたいけど、タイプSのPRのおまんこってこうなってるんだ……。
　挿れる穴は……確か、前の方にあるのが尿道のはずだから……こっちだろうか？　僕は広げた割れ目の中に、おそるおそる人差し指を挿れてみる。途端、にゅるん、とぬめった感触とともに指が穴の中に吸い込まれ、きゅうっと締め付けてきた。こ、ここでいいみたいだ、けど……ううっ、締め付けられる指が気持ちいい。こんな狭い穴に入るんだろうか？

「な、ナナミ。大丈夫？　痛くない？」
「はい、問題ありません。私のおまんこの穴に、ご主人様の指が入っているのがわかります。ここにご主人様のおちんちんが入るのでしょうか？」
「う、うん……じゃあ、ナナミはそのまま、足広げてじっとしてて」
「かしこまりました」

　名残惜しさを覚えつつ、つぷ、と指を引き抜く。そして僕は膝立ちでナナミににじり寄ると、ペニスを握りしめて、その穴の入口へと先端をぐっと押し当てた。
　にゅぷ、と柔らかくあたたかい感触が亀頭を包み込んで、それだけで射精しそうになる。ううっ、せ、セックス……。PR相手とはいえ、これから僕、セックスするんだ……。ナナミのおまんこに、おちんちん挿れて射精……くぅぅぅっ。

「じゃあ……い、挿れるよ」
「はい、どうぞ、ご主人様。私のおまんこを、ご自由にお使いください」

　うあああっ、たまらん。
　僕はナナミの腰を掴んで、ぐっと自分の腰を前に突き出した。にゅぷぷぷっ……とペニスが柔らかい感触に包まれて、にゅるんっ、と奧へと吸い込まれていく。とろとろの潤滑油に導かれて、僕のペニスはナナミの身体の中に沈んでいく。

「うううううっ、ぁぁぁぁぁぁっ――」

　ずんっ、と一気に根元まで僕のペニスが沈み込み、ぎゅうううっ、と膣内の肉壁が僕のペニスを四方から握り潰さんばかりに締め付けてきた。背筋に痺れるような快感が突き抜けて、僕は呻くように悲鳴をあげる。な、なんだこれ、なんだこれ……気持ち良すぎる……っ。女の子のおまんこ、オナニーするのとはまるで違う……っ！

「ご主人様、大丈夫ですか」
「う、うう……は、入った……。ナナミのおまんこに、僕のおちんちん、全部入っちゃったよ……」
「はい、ご主人様。私のおまんこの穴の中に、ご主人様のおちんちんが根元まで入っています。ご主人様、大丈夫ですか。痛くありませんでしょうか」
「ううっ……き、気持ちいい……。ナナミのおまんこ、気持ち良すぎるよ……っ。こ、こんなの、すぐ射精ちゃうよぉ……っ」

　僕はぎゅっとナナミの身体にしがみつく。胸元に当たる、ナナミのおっぱいの柔らかな感触と、乳首の硬めのコリコリした感触。そっちを敢えて意識しないと、全身の感覚が締め付けられるペニスに集まって、すぐにでも射精してしまいそうだった。
　せ、セックスって、こんな気持ちいいの？　ヤバくない？　それとも、ナナミがセクサロイド型だから特別に名器ってやつだったりするの？　うううっ……。

「ご主人様、どうぞご無理はなさらず。ご主人様が私のおまんこで気持ち良くなってくださっているなら、大変光栄です。ザーメンが出そうなのでしたら、どうぞ先程のように遠慮なくお出しになってください」
「うああああっ」

　耳元でそんなことを囁かれたら、それだけでもう限界だった。
　どくっ、どくどくっ、びゅるっ、びゅうううううっ、びゅるるるるるるっ――。
　ナナミの膣内で、僕の欲望が情けなく暴発する。挿れただけで即射精とは、あまりにも童貞すぎて我ながら泣けてくるが、出てしまうものは止められない。
　びゅっ、びゅるっ、びゅ……。

「あ……ああ……あはぁぁぁ……」

　僕はナナミにしがみついたまま、情けない早漏射精の快感に打ち震えた。そんな僕の背中を、ナナミの手が優しくさすってくれる。うああ……余計情けない……。

「ご主人様、大丈夫でしょうか」
「……ううっ、ご、ごめん、ナナミ……。こんな、いきなり……」
「どうしてご主人様が謝られるのですか？　私のおまんこで気持ち良くなっていただけたという証を頂戴できて、私はとても光栄です、ご主人様。私のおまんこにザーメンを出してくださり、ありがとうございます。とても嬉しいです」

　僕を優しく抱きしめたまま、ナナミは耳元でそう囁いてくれる。
　ああ……こんな情けない早漏チンポに、そんな風に優しくしてくれるなんて……天使か。
　僕はナナミの肩を掴んで上半身を少し離して、彼女の顔を見つめる。さっきから全く変わらない無表情。気恥ずかしくなって、僕は視線を下に逸らした。
　ナナミと僕の結合部から、どろりと白い液体が溢れている。射精して少し力をなくしたペニスを、ナナミの膣壁はきゅうきゅうと優しく締め付けてくれている。うう……気持ちいい……。

「ご主人様、私のおまんこはご満足いただけましたでしょうか」
「え、あ、う、うん……めちゃくちゃ気持ち良かった……」
「ありがとうございます。大変光栄です。私のおまんこの穴は、このようにご主人様のおちんちんを挿れていただき、ご主人様に気持ち良くなっていただくためのものなのですね。記憶しました。ご主人様、どうぞこれからはいつでも、私のおまんこの穴を自由にお使いになってくださいませ」

　ぐは。そんなことを言われたら、またペニスが硬くなってしまう。
　ナナミの膣内に入ったままのペニスが硬さを取り戻す。そのことに気付いてか、ナナミが結合部を一度見下ろした。

「ご主人様、私のおまんこの穴の中で、ご主人様のおちんちんが大きく硬くなられたようです」
「う、うん……。ナナミ、も、もう一回、ナナミのおまんこで射精していい……？」
「射精、ですか。それは、おちんちんからザーメンを出す行為のことでしょうか」
「そ、そうだけど」
「射精、記憶しました。つまり、ご主人様はもう一度私のおまんこの穴でおちんちんを気持ち良くして射精されたいのですね」
「……はい」

　そう即物的に言われるとなんかこう……。いやでもこれはこれで……。

「かしこまりました。大変光栄です、ご主人様。どうぞお好きなだけ、私のおまんこの穴に射精なさってくださいませ」
「ううううっ、ナナミっ……！」

　たまらず、僕はもう一度ナナミに強くしがみついて、今度は遠慮なく腰を揺すった。
　ずぷぷぷぷっ……ずんっ。ずずずっ、ずぷぷぷぷっ……ずんっ。
　腰を引くときゅうっと吸い付いてくるナナミの膣壁。それを掻き分けるように奥に突き入れる瞬間の摩擦が、僕の脳髄をあっという間に痺れさせる。うあああっ、なんだこれっ、気持ち良すぎて頭がおかしくなりそう……っ！　おちんちんが溶ける……！　全身が快感で溶けてしまいそうだ。

「うぁぁぁっ、ナナミっ、ナナミぃっ」
「はい、ご主人様。私のおまんこの穴は気持ちいいでしょうか？」
「すっ、すごいっ、すごいよナナミっ……こんなのっ、こんなのもう、ナナミのおまんこじゃなきゃ満足できなくなる……っ！」
「それは大変光栄です、ご主人様。……ご主人様は私のおまんこの穴でおちんちんを擦られると気持ちいいのですね」
「うんっ、うんっ、ナナミのおまんこにおちんちん締め付けられて溶けそう……っ。な、ナナミはどう？　おまんこにおちんちん挿れられて、おまんこの中擦られて、きっ、気持ちいい……？」
「申し訳ありません、ご主人様。私には『気持ちいい』という感覚がよくわかりません。ですが、ご主人様のおちんちんが、私のおまんこの中で動かれて、どくどくと脈打っていらっしゃることはよくわかります。これがご主人様が気持ち良くなっていらっしゃるということでしたら、私はそのことがとても幸せで、嬉しく思います」
「ううううっ……」

　無表情、無反応。僕に何回ペニスで膣奥を突かれても、ナナミは喘ぎ声ひとつあげない。性感というものをそもそも彼女は一切感じていないのかもしれない。
　でも、彼女は優しく僕の背中をさすって、僕におまんこを突かれることを嬉しいと囁いてくれる。
　マグロだって？　いいじゃないか。だってナナミは嬉しいと、幸せだと言ってくれているんだ。だったらそれでいいじゃないか……！

「じゃ、じゃあ、ナナミはっ、おまんこにおちんちん挿れられるの、好き？」
「はい、ご主人様。私はおまんこにご主人様のおちんちんを挿れられるのが好きです。ご主人様が射精なさってくださるのが好きです。ご主人様に私のおまんこを使って気持ち良くなっていただけるのが幸せです。ですからどうぞご主人様、私のおまんこでたくさん気持ち良くなってくださいませ」
「うぁぁぁぁっ、ナナミっ、ナナミぃぃぃっ――！！！！」

　びゅるるるるるるっ、びゅうううううっ、びゅくびゅくびゅくっ、びゅっ――。
　たまらず、僕は三度目の射精。三回目なのに勢いはさっきより強いぐらいで、僕は欲望のありったけをナナミの中に白濁液としてぶちまけた。

「うぁぁぁぁぁぁ…………」
「お疲れ様です、ご主人様」

　快感に腰が抜けて、僕は浴室のマットの上にへたり込む。にゅぽん、と力をなくしたペニスがナナミの膣内から抜け出て、ナナミのおまんこの割れ目からはトロトロと僕の吐き出した白濁した欲望が溢れ出した。

「ご主人様、大丈夫ですか」
「う、うん……気持ち良すぎて腰抜けそう……。あ、ありがとう、ナナミ……。ものすごく気持ち良かった……。気持ち良すぎて頭おかしくなりそうだよ……」
「こちらこそありがとうございます、ご主人様。ご主人様が気持ち良くなっていただけた証を、こんなにたくさんおまんこの中にいただけて、たいへん幸せです」

　無表情のまま、ナナミはお腹のあたりをさするように手で押さえる。とろりと割れ目から滴る精液。うう、溢れザーメン、エロすぎ……。

「ご主人様、おちんちんが小さくなっておいでですが」
「あ、こ、これは射精したから……」
「……理解しました。ご主人様のおちんちんが大きくなられるときはそこにザーメンが溜まっており、射精されるとザーメンが抜けて小さくなられるのですね」
「……う、うん、まあ、だいたいあってる……かな」
「記憶しました。では、またおちんちんにザーメンが溜まりましたら、いつでもお申し付けください。ご主人様が射精されたくなりましたら、またいつでも私のおまんこをご自由にお使いくださいませ」

　僕の手を取って立ち上がり、狭い浴室の中でナナミは小さく一礼する。
　その股間から、マットに僕の精液がぽたぽたと垂れていた。うう、これもエロい……。

「ご主人様。そろそろ浴槽に戻られないと身体が冷えてしまうかと思います」
「あ、う、うん」
「私はどうすればよろしいでしょうか。ここに立ってご主人様にまた裸身をお見せすればよろしいでしょうか。浴槽に入られながら、胸部やおまんこを触られますか」
「え、ええと……いや、ちょっとひとりでゆっくりしたいから、先に上がっててくれるかな」

　さ、さすがにこれ以上興奮させられると本気でのぼせそうだ。ナナミの裸身は名残惜しいけど、これからいつだって見られるってことだよな……うん。

「かしこまりました。では、どうぞごゆっくり」

　僕が浴槽に戻って肩までお湯に身体を沈めると、ナナミはまた一例して浴室を出ようとする。

「あ、待ってナナミ」
「はい、なんでしょうか」
「……おまんこに僕が出した精液、床にこぼれないようにちゃんと洗ってね」
「承知しました」

　ナナミはシャワーノズルを手に取って、バスチェアに腰を下ろし、足を広げておまんこにお湯を当てて僕の中出しザーメンを洗い流し始める。ううっ、羞恥心ゼロでそんな格好見せられたら……。

「な、ナナミ。……僕がやってあげようか」
「よろしいのですか、ご主人様。どうぞお気遣いなく」
「いや、やってあげるよ。こっち向いて」

　もう一度僕は浴槽を出て、足を広げたナナミの前に膝をつき、そのおまんこを覗きこむ。シャワーのノズルを受け取って、お湯を当てながら、ナナミのおまんこの穴に人差し指を差し込んだ。きゅうきゅう締め付けてくるぬるぬるの膣壁を掻き分けて中を指でまさぐると、トロトロと僕の精液が指を伝って溢れてくる。
　うう、これなんかすごい背徳感……。ああ、指も気持ちいい。

「うーん……僕、こんなに出したんだな……」
「はい、ご主人様にたくさん射精していただけて嬉しく思います」
「ああ……ナナミのおまんこ、中出しした後でも綺麗だな……好き……」
「中出し、ですか」
「あ、ええと……おまんこの中で射精すること」
「中出し、記憶しました。ご主人様に中出ししていただけた私のおまんこを、ご主人様がお気に召していただけていること、とても光栄です」

　うーん、なんかよくわかってなさそうな反応……。いや当たり前か。
　僕がナナミのおまんこをむにむにと弄んでいると、ナナミは僕を見下ろして口を開く。

「ご主人様、それほど私のおまんこをお気に召していただけましたのなら、ご主人様に常時おまんこをお見せできるよう、ご主人様の前では常に服を着用せずにいることも可能ですが、いかがでしょうか」
「……え？　つまり、いつでも裸でいるってこと？」
「はい。ご主人様が喜ばれるのでしたら、喜んで」

　そ、それは……し、刺激が強すぎる……。

「い、いや……服はちゃんと着てほしい、かな、うん」
「かしこまりました。出過ぎた申し出、申し訳ありません」
「いや、いやいや、ナナミがそう言ってくれるのは嬉しいよ、すごく。……僕が見たいときに見せてくれればいいから」
「承知しました、ご主人様。では、いつでもお申し付けくださいませ」

　ふう、と僕は息を吐く。ナナミのおまんこからは、トロトロとまだ僕のザーメンが溢れてシャワーに洗い流されていた。