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ナナミさん　第１５話

　Tシャツ一枚の格好になったナナミと、どうやってくつろぐか。
　いろいろ脳内で検討した結果、出た結論は。

「……ナナミ、耳かきして」
「かしこまりました。では、ご主人様のベッドをお借りします」

　ナナミは耳かきの棒を取り出すと、僕のベッドに腰を下ろした。
　Tシャツの裾から伸びる白い生足と、裾にギリギリ隠れる三角地帯が艶めかしい……。

「どうぞ、ご主人様」
「う、うん」

　僕はベッドに横になって、ナナミの太股に頭を乗せる。ううっ、ナナミの太股、すべすべ……。見上げるナナミのTシャツ越しの胸元の膨らみ。その身体の方に視線を向け、シャツの裾をちょっと持ち上げればおまんこも目の前である。ノーパンの女の子に生足膝枕とか、これはいわゆるひとつの天国というやつでは？

「それではご主人様、右のお耳から失礼いたします」
「うん、よろしく……」

　右耳を差し出すにはナナミの身体と反対側を向かざるを得ない。身体をそちらに向けると、耳かきを手にしたナナミが身をかがめる気配がする。そして、耳の中に棒が差し込まれる感触。ううっ、こそばゆい……。
　誰かに耳かきしてもらうのは、実家でミヨコさんにやってもらって以来だ。ミヨコさんの耳かきも気持ち良かったけど、ううっ、ナナミの太股が頬に当たるのはなんか別の意味で気持ちいい……。
　コリコリと耳の溝を優しく掻かれ、思わず変な声が漏れそうになる。ナナミの太股の感触と、耳の中を掻かれる感触とで、あー、極楽……。耳かきってあんまりやりすぎるとよくないって聞くけど、それがこんなに気持ちいいのって人体のバグでは？

「ご主人様、次は奥まで入れますので、動かれませんようお願いします」
「ん……」

　耳かきが耳の奥まで入ってくる。うううっ、自分でやるのでは味わえないこのゾクゾクする感じ……。思わず身じろぎしそうになるのを堪え、ナナミの太股の感触に意識を集中する。ああ、ナナミの太股好き……。頬ずりしたい……。クンニするとき太股で顔挟まれるのも気持ちいいんだよな……。あの感触のためにクンニしたくなるぐらい……。
　ううっ、ナナミのおまんこ舐めたくなってきた。いかんいかん、完全にクンニフェチになりつつあるぞ自分。落ち着け落ち着け……。コリコリ。はうあっ。ううっ、耳の奥がこそばい……。

「ご主人様、大きな耳垢が取れました。ご覧になりますか」
「……いや、それは別にいいよ、うん」
「かしこまりました。では、今度は左のお耳です。お身体の向きを変えていただけますでしょうか」
「うん、わかった」

　ナナミの太股に頭を乗せたまま、ごろんと身体を反転。――ナナミのシャツの裾に隠れた三角地帯が目の前に来て、僕は思わずごくりと唾を飲む。
　こ、これは……捲りたくなる……っ。ノーパンの下腹部を隠すシャツの裾、目の前にあって捲らずにいられようか……っ！
　ぴら。
　誘惑に一秒で屈し、僕はナナミのシャツの裾を捲っていた。ぴったり閉じた太股の間、くぼんだ三角地帯の奥におまんこの割れ目が見える。――うううっ、こ、これは……。あれだ、ここにお酒を注いでワカメ酒ってやるやつだ。実際見てみるとなんと破廉恥な……。ああ、ナナミのおまんこ……。

「ご主人様、おまんこをご覧になっていただけるのですか？　ありがとうございます」

　で、裾を捲られノーパンおまんこを見られて感謝してくるナナミが股間に悪い。

「うう、ナナミのおまんこ……。ノーパン膝枕でおまんこ見せてくれるナナミ好き……」
「光栄です、ご主人様。どうぞ耳かきの間、私のおまんこをご覧になっていてくださいませ。では、左のお耳に失礼いたします」

　耳かきが左の耳に入ってくる。そのこそばゆさと、ナナミの太股の感触と、目の前のナナミのおまんこの誘惑とで股間のムズムズがヤバい。あー……耳かきされながらエッチなことしたい……。普通だったら危ないけど、ナナミなら大丈夫な気がする……。

「ご主人様、痛くありませんでしょうか」
「うん、大丈夫……。ナナミ、おまんこ触っていい？　ナナミの耳かきの邪魔にならない？」
「はい、ご主人様、問題ありませんので、どうぞおまんこお触りください」
「うううっ」

　たまらず、耳の溝をコリコリされながら、ナナミの三角地帯に指を滑り込ませて濡れた割れ目に指を這わせる。ぷにぷに柔らかいナナミのおまんこ……。両手は太股に挟まれ、指先はおまんこの割れ目に沈んで、ああ、手が幸せ……。

「ご主人様、奥までお入れしますのでご注意ください」
「ん……じゃあ、僕もナナミのおまんこに指入れてあげる」
「はい、ありがとうございます」

　ナナミがほんの少しだけ足を開いてくれたので、僕はそのまま中指をナナミの膣内に滑り込まれた。にゅるんっ、と容易く僕の指を飲みこんだナナミの膣内は、きゅううっ、と指を締め付けてくる。耳かきされながらの手マンとか、どういうシチュだこれ……。ううっ、でも耳の奥が気持ちいいし指も気持ちいいし、ナナミのおまんこはいい匂いするし、幸せ……。
　ぼんやりそう考えていると、耳かきの棒のふわふわの部分で耳をくすぐられ、ううっ、と僕は身を竦める。

「ご主人様、耳かきは完了いたしましたが、いかがなさいますか」
「ん……」

　ナナミのおまんこに指を入れたまま顔を上に向けると、ナナミが無表情に僕を見下ろしている。
　僕は中指をちゅぽんっとナナミの膣内から引き抜いた。てらてらと蜜で濡れたその指をしゃぶって味わい、それからぐるっとうつ伏せになって、ナナミの太股に顔を埋める。すーはーと息をすると、ナナミのおまんこの良い匂いが鼻腔いっぱいに広がった。

「あー……ナナミの太股スリスリ気持ちいい……」
「恐縮です、ご主人様」

　なでなで。後頭部を撫でられて、ああ、ますますダメになる……。

「……ナナミ、おまんこ舐めたい」
「かしこまりました。ではご主人様、少し身体を起こしていただけますか」

　僕がぼそりとそう呟くと、ナナミは躊躇なくベッドの上に足を上げて、Tシャツの裾を持ち上げながらベッドの上で足を広げた。濡れそぼった秘裂を無表情に晒して、ナナミはベッドの上でM字開脚してくれる。お尻の下に敷いた格好のシャツの裾に垂れる蜜。うう、エロすぎ……。

「どうぞ、おまんこをお召し上がりくださいませ」
「うううっ、いただきますっ……！　ナナミ、舐めてる間、太股で顔挟んで……っ」
「かしこまりました」

　僕がたまらず割れ目にむしゃぶりつくと、ナナミはぎゅっと足を閉じて、太股で両頬を挟んでくれる。ああ、顔が幸せ。ナナミの柔らかい太股に包まれながら、僕は夢中でナナミの蜜を啜った。

「ぢゅるっ、ぢゅるるるっ……ぷぁ、はぁ、ナナミのおまんこ美味しい……」
「ありがとうございます、ご主人様。下着を身につけず、ご主人様のお顔を膝に載せておりますと、おまんこのすぐ近くにご主人様のお顔を感じられて幸せでした。その上、先程おまんこに指を入れていただいたのみならず、こうしておまんこをお舐めいただけますこと、本当に嬉しく思います」
「ちゅ……ん、ナナミ、ノーパンで僕に膝枕して耳かきしながら、こうやって僕におまんこ舐められるの期待してたの？」
「はい、ご主人様。ご主人様に膝枕をいたしました瞬間より、私のおまんこはお汁の分泌を始めておりました。ご主人様にエッチなことをしていただけるであろうという予測に基づく反応です。これまでの経験に基づきまして、ご主人様のお顔や手がおまんこに近付きますと、私のおまんこはご主人様にエッチなことをしていただけると予測して、あらかじめお汁の分泌が始まるようになりました」
「……くぅぅぅっ、ナナミは本当にエッチだなぁ！　好き……！　エッチなナナミのおまんこ美味しい……っ、ぢゅるるっ、ぢゅぅぅぅっ」

　もう触ってすらいなくても条件反射で濡れ始めるって、それはエッチすぎませんかナナミさん。まだウチに来て2日目ですよ？　いや、僕がナナミにエッチなことしすぎなだけか……？
　ああでも、こんな反応されたらエッチなことやめられるわけがない……。
　たまらず僕はナナミの蜜を啜り、割れ目の中を舌で掻き回す。

「はい、ご主人様にたくさんエッチなことをしていただいたおかげです。ありがとうございます。ご主人様にお喜びいただけるなら何よりです。ご主人様に予測通りにエッチなことをしていただけて、本当に幸せです。おまんこが幸せで、もうイッてしまいますが、よろしいでしょうか」
「うんっ、イッちゃえっ、ナナミのエッチなおまんこイッちゃえっ、またナナミのお汁いっぱい飲ませて……っ」
「かしこまりました、私のエッチなおまんこ、イキますので、どうぞおまんこのお汁をお召し上がりください――」

　ぷしっ、ぷしゃっ、しゃあああっ……。
　んくっ、んく、んく……ごく、ごく。潮を吹くナナミのおまんこに吸い付いて、僕は溢れてくる蜜をこぼさないように飲み干していく。ああ……美味しいなあホントにもう……。

「んぐ……んっ、ぷぁ。……はぁ、ナナミのおまんこ美味しいよぉ……」
「お粗末様です、ご主人様。ご主人様におまんこのお汁を召し上がっていただけて、とても嬉しいです。ご主人様にエッチなおまんこを舐めていただけますこと、この上なく幸せです」
「ううっ……ナナミ、そんなにおまんこ舐められるの好き？　おちんちん挿れられるより、舐められる方が好きだったりする？」
「いえ、ご主人様。私の嬉しく幸せなことは、何よりご主人様にご満足いただけますことです。ですので、ご主人様が私のおまんこを舐めたいと仰ってくださるのでしたら、私はどんなことよりもご主人様におまんこを舐めていただくことが幸せですし、ご主人様がおちんちんをお挿れになりたいのでしたら、ご主人様におちんちんを挿れていただくことが最大の喜びです。ですので、どうぞご主人様はご主人様のなさりたいことをなさってくださいませ」
「うううっ――じゃ、じゃあ、中出しっ、今度はナナミにいっぱい中出しするっ」
「はい、どうぞご主人様、たくさん中出しなさってくださいませ」

　ノーパン膝枕からのクンニでムラムラきて、もう愚息の方が限界だった。僕はナナミの股間から顔を上げ、逸物を取りだしてナナミの足の間に腰を割り込ませると、濡れそぼったナナミの秘裂に一気に腰を沈めた――。

　　　　　　◇　◆　◇

「んちゅっ、ちゅ、ちゅうううっ……ちゅぷっ、ぢゅっ、ぷぁ……ナナミっ、ナナミぃっ……ま、また射精るっ、また中出しするよっ」
「ぷぁ……はい、ご主人様、どうぞお射精なさってください。私のおまんこも、ご主人様の中出しで、またイキます――」

　どくっ、どくどくっ、びゅるるるるるるっ、びゅうううううっ――。
　ぷしゃあああああ……ぷしっ、ぷしっ、しゃあ……。
　ベッドを軋ませて、ナナミに覆い被さって腰を振り、その唇を貪って舌を吸い、そしてナナミの絶頂と同時に盛大に中出し。ナナミの痙攣おまんこに搾り取られること、既に連続四回目である。ええと、これで今日何回目の射精だっけ……？　ああ、もうどうでもいいや……。なんかもう、ナナミにだったら一日何十回でも射精できる気がする……。

「はぁ、はぁ……。あはぁ……ナナミのおまんこ気持ち良すぎて頭おかしくなりそう……」
「大丈夫ですか、ご主人様。どうぞご無理はなさらず、お疲れでしたらお休みになってくださいませ」
「うう……やだ、もっとナナミとエッチするぅ……」

　背中をさすってくれるナナミの優しい手に甘えるように、挿入したままの腰を揺すると、ナナミの膣内も優しく僕を締め付けてきて、また愚息が硬くなってきてしまう。
　ナナミのTシャツはとうにおっぱいの上までまくり上げられて、僕はまたその胸を鷲掴みにして揉みながら、ナナミのぐちょぐちょの膣内をペニスで掻き回す。ああ……馬鹿になる……。

「ご主人様、そう仰っていただけるのは嬉しいですが、少し休憩なされた方がよろしいかと。息が切れてらっしゃいます。どうぞ、おちんちんは挿れたままで構いませんので、少し横になられてくださいませ」
「……うう、わかった……」

　確かにちょっと疲れたのは事実だった。僕がナナミの上に倒れこむと、ナナミは僕の身体を受け止め、繋がったまま横を向いて僕をベッドに寝かせてくれる。
　ナナミの太股がきゅっと僕の腰を挟んで、両腕は僕の背中に回され、僕はナナミのおっぱいに顔を埋めるような格好で、ベッドの上でナナミに抱きしめられていた。優しく背中をさすられ、頭を撫でられると、ああ、幼児退行しそう……。おっぱい気持ちいい……。

「うー……ナナミぃ……」
「はい、ご主人様」
「なんか僕、どんどん人としてダメになってる気がするよぉ……」
「そのようなことはございません、ご主人様。ご主人様はとてもご立派です」
「ナナミにエッチなことばっかりしてるのに……？」
「はい、ご主人様にエッチなことをしていただけますと、私はとても幸せです。ご主人様のパートナーロイドとして、ご主人様にご満足いただけていると感じられて、最上の喜びを覚えます。私はご主人様のパートナーロイドとなれたことを、この上なく幸福に思っております。そのようなご主人様が、ご立派でないはずがございません」
「うう……ナナミ……」
「ご主人様、どうぞご自分に自信をお持ちになってくださいませ。ご主人様は大学受験という関門を乗り越えて大学生となられ、ご両親の庇護を離れ一人暮らしをなさっていらっしゃいます。それだけでご主人様はとても立派な、私にとって誇るべきご主人様です。そして、パートナーロイドの私をことのほか大事にしてくださって、幸せにしてくださいます。ご主人様はご自身を誇るべき点こそあれ、卑下なさることは何ひとつございません」
「そんな……そんなこと……。大学でも友達もいなくて……一人暮らし初めて一ヶ月で家事も何もやる気なくして……そんな僕なのに……」
「家事は私にお任せください。そのためのパートナーロイドです。ご主人様でしたら、きっとご友人にも恵まれることと思います。まだ、ご主人様の優しさ、素晴らしさが気付かれていないだけかと存じます。」
「……ナナミぃ」
「はい」
「ううっ、ナナミ、ナナミ好き、好きっ……」
「はい、ご主人様。ありがとうございます。ご主人様のパートナーロイドとなれましたこと、私はこの上なく誇らしく思います。どうぞご主人様、これからも私に、ご主人様にお仕えできる幸せを感じさせていただけましたらと思います」

　半勃起ペニスのままでナナミに腰を振りながら、僕はナナミにしがみつく。
　ただひたすらに優しくされて、甘やかされて、なんでもエッチなことさせてくれて……。
　……パートナーロイドって、これダメ人間製造機だな？
　ああ、もう、ダメになってしまってもいいや……。幸せ。