書籍 2XXX年の幻想少女 第三章 幻想の静止する日(上)
公開日:2018年06月22日 / 最終更新日:2020年03月12日
著●仮面の男 絵●EO
文庫/252P
夏の暑さもやっと和らぎ、幻想郷は安寧と豊穣の秋に入るはずだった。そんな予感を打ち砕くように奇妙極まる怪現象が郷を襲い始める。
太陽が日食でもないのに突如として隠れ、機械が停止するようになったのだ。そして一部の者は太陽が隠れた闇の中で、月によく似た輝く球体をも目撃していた。
現れてはすぐに消える偽物の月を元凶として対処するため、郷の実力者たちはかつての異変に倣って時を停め、一夜のうちに解決しようとする画策を始める。
かくして満月の夜に計画は実行されたが、偽物の月は何者かによって隠蔽され、闇に乗じて大量のアリが羽虫が郷中を席捲していき、かつてない混乱に包まれていく。
郷を襲う未曾有の事態に、果たして太刀打ちする術はあるのか。そして偽物の月との関係とは?
霊夢だけでなくあらゆる勢力を巻き込み、三度目の異変がかつてないスケールで展開される。
《ロング・ノヴェル》で連載中の遠未来幻想冒険譚、シリーズ第三弾。